2015年6月8日20:38
三菱UFJニコスは、2015年5月19日に、訪日外国人対象の外貨建てによるカード決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」の対応通貨を従来の10通貨から19通貨に増やしたと発表した。
「DCC決済サービス」は、日本国内における海外発行カード(VisaとMasterCard)での支払いで外貨建てを可能とし、訪日外国人にとって為替変動の心配なく利用時点の自国通貨の為替レートで支払金額を確定できるものとなる。三菱UFJニコスは、アイルランドのFEXCO Merchant Services(フェクスコ・マーチャント・サービス)と提携し、同社の外貨決済システムとネットワークを活用して、2013年10月から同サービスを提供している。
今回、著しく増加する訪日外国人の一層の利便性向上を目的に、これまでの10通貨(米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロ等)に、マレーシア・リンギット、ベトナム・ドン、ロシア・ルーブル、スイス・フラン、インド・ルピー等、9通貨を追加したそうだ。
なお、同サービスの利用可能な店舗は、三菱UFJニコス運用のクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」の導入加盟店であり、同システムに「DCC決済サービス」の機能(アプリケーション)を搭載する仕組みとなっている。また、すでに「DCC決済サービス」を導入している加盟店は、機器の入れ替えや更新手続きなどが必要なく、19通貨が取り扱えるようになるという。