2014年6月12日9:00
米国消費者がリアル店舗で好んで利用する決済手段が、この10年間で激変している。2001年は現金が最も好んで使われていたが、2010年にはデビット・プリペイドカードが王者になった。
2001年の現金利用率は約32%。ついでデビット・プリペイドカードが28%、クレジットカードが21%、残り19%が小切手だった。
それが2010年には、デビット・プリペイドカードが現金を追いぬき50%を占めるまでになった。現金は25%に落ち、小切手は10%を切った。クレジットカードは19%とやや比率が下がっている。
リアル店舗の決済に占めるカードの割合は、2001年の49%から、2010年には69%に飛躍的に伸びている。カードは現金より安全で、小銭のやり取りがなくスピーディ。消費者はそんなカードを好んで使うようになっている。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。