2014年6月26日10:30
QUADRACは、セイコーソリューションズと、FeliCa認証機能を持ちリアルタイム・マス・トランザクション処理に特化したサーバ「Q-CORE(キューコア)」に関する販売代理店契約を締結したと発表した。
「Q-CORE」は、QUADRACが開発した、リアルタイム・マス・トランザクション処理に特化した高性能サーバとなる。リアルタイム・マス・トランザクションとは、電子マネーや交通チケットのシンクライアント処理や、オンラインオークション等、リアルタイムに処理しなければならないトランザクションが大量に集中する状況を指す。「Q-CORE」は秒間千を超えるリアルタイム・マス・トランザクションを遅延することなく処理することが可能だ。トランザクションのピーク時に合わせ大規模な設備を用意する必要がある事業にとっては、設備投資と運用コストの大幅な削減につながるそうだ。
セイコーソリューションズが2014年8月から提供を開始するシンクライアント決済ソリューションは、「Q-CORE」を採用することで、電子マネーやクレジット決済処理のシンクライアント化を実現する。
今まで導入に踏み切れなかった大規模から中規模の加盟店、複数の電子マネーやクレジット決済を包含したシステムを自社構築する企業、シンクライアント決済サービスを提供する決済事業者への導入を目指すという。