2014年8月13日19:23
ヤフーは、ECサイト運営者がサイト内に数行のコードを埋め込むだけで決済が可能な開発者向けの決済サービス「Yahoo!ウォレットFastPay」において、継続課金サービスを開始した。
「Yahoo!ウォレットFastPay」は、事業者が運営する自社サイトに、数行のコードを貼り付けるだけでオンラインクレジットカード決済システムが導入できる決済サービスとなる。今回提供する「継続課金」とは、事業者が商品の支払いに対して定期的な課金を設定できるサービスで、「Yahoo!ウォレットFastPay」のユーザーからの要望が高かった機能となるそうだ。定期購入サービスや会員費徴収などでの活用を想定しており、利用客にとっては払い忘れの防止に、一方事業者にとっては代金未回収の削減などのメリットがある。
また、「Yahoo!ウォレットFastPay」では、サービス内のマニュアル通りに操作することで簡易な機能実装を実現した。さらに、課金サイクルを「毎月」から「6カ月ごと」まで一月ごとに設定できるだけでなく、課金のタイミングは「利用客が買い物をした日」と「月初」の選択が可能で、初月を無料とし2カ月目から課金を発生させるなど、柔軟なカスタマイズにも対応しているそうだ。
利用の流れとして、①Dashboardのプラン作成ページからプランを作成する、②プラン作成後に払い出されるプランIDを埋め込んだコードを、申込ボタンを表示したい箇所に貼り付ける、③ユーザーから申込みが入るとDashboardのプラン詳細ページに申込ユーザーの情報が入る、④Dashboardのプラン詳細ページから申込みユーザーの確認処理を行うか、継続課金の確定APIをcallする、⑤確定処理が行われるとプランのスケジュールに基づき、Yahoo!ウォレット FastPay側にて定期的に課金処理が実施される――というフローとなる。
なお、「Yahoo!ウォレットFastPay」で現状利用できるカードブランドはVisaとMasterCardとなっているが、9月からJCB、Diners、American Expressに対応する予定だ。