2014年8月18日9:00
2013年の欧州19カ国のカード不正額は、15.5億ユーロ(2,140億円)になった。これは2008年のピーク時よりもやや多い。
FICOの調査によると、ICカードの普及で本来なら減少するはずのカード不正が、欧州で増えている。最も不正被害額が多かったのは英国。非対面のトランザクションで不正が増えた。これはICカードでは対応できない。
取引額に対する不正比率が多かったのは、フランスとギリシャで0.07%だった。2012年比不正増加率が最も高かったのはロシアで、27.6%も増加している。ついで英国の16.0%、ノルウェーの7.8%。
非対面の不正を防御することが不正を減少させる鍵になる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。