2014年8月30日10:35
ロシア人がサイバー攻撃で盗んだカード情報が、オンラインで売買されている。ターゲットは米国の金融機関や小売POSなど。
通称「トラック2」というウラジオストクのハッカーたちは、29件の盗難で起訴された。銀行詐欺容疑で5件、コンピュータ破壊で8件、情報不正取得が8件、個人ID窃盗が5件など。
カードや金融情報などを販売して得た金額は200万ドル。約2億円だ。ロシアから遠隔操作で情報を盗み、オンラインの闇市で販売した。
カード情報はいくらで売買されているのだろう。このケースの場合、95%保障の決済カードデータは1件20-30ドル。65%保障のカードは7ドルだった。保障というのはあくまでもハッカーたちがつけたものだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。