2015年2月13日9:00
米国では依然として大量のデータ流出がつづいている。米国第2位の健康保険会社アンセム(Anthem)は、8,000万人の顧客情報と従業員情報がハッキングされたと警告した。
これは大手流通ターゲットの2倍に相当するデータ流出だ。アンセムは最先端の情報セキュリティシステムを構築していたが、ハッカーの技術がそれを超えていた。
顧客情報には、住所、生年月日、医療ID、社会保障番号、E-mailアドレス、所得を含む雇用情報などが含まれている。が、クレジットカード情報や医療情報は盗まれていないと報告している。
アンセムはFBIやサイバーセキュリティ会社と共同で、ハッキング経路などを調査。顧客向けに特別のウェブサイトを立ち上げ、コールセンターでの対応も実施している。
ウェブサイトにはスウェディッシュCEOのメッセージが記載されている。深くおわびし、早急に個人情報をハッキングから防御するすると。CEOの個人情報も盗まれたようだ。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。