2015年3月2日23:05
ジェムアルトは、Allynisトラステッド・サービス・ハブに、トークナイゼーション(トークン化)技術を利用した決済サービス向けの主要な新機能を追加したと発表した。シームレスなモバイル決済の仕組みを構築したいと考える銀行や決済サービスプロバイダ向けに、ジェムアルトは、モバイル・トークナイゼーションのゲートウェイからプロビジョニングや決済のセキュリティ処理を行うクライアントサーバアーキテクチャまで、すべてを完備し一貫したソリューションを提供するそうだ。
ジェムアルトが今回提供するモジュラー化されたソリューションは、SaaS(Software-as-a-service)として利用可能で、リアルタイムでのカード決済手続き、多様なデバイスへの同一コンテンツの配信、ビジネスパートナーの参加の簡素化を実現する。同拡張オプションによってユーザーの手続きは大幅に簡素化。また、セキュアエレメント、トラステッド実行環境(TEE)、HCE対応端末、もしくは複数の組み合わせで行う認証情報の管理をはじめ、さまざまなセキュリティモデルを自由に選択することができるという。
ジェムアルトは、モバイルバンキングやモバイル決済を展開しようとするクレジットカード発行会社を支援し、業界をリードするセキュリティの専門知識を提供するそうだ。また、セキュリティレベルのアップグレードをリスクに応じて実施できる柔軟性を維持しながら、バックエンドシステムの管理を容易にし、コストのかかる既存システムへの統合を軽減するという。