2015年9月4日16:08
ジェムアルトは、サムスンと協業し、ジェムアルトのAllynisトラステッド・サービス・ハブ(TSH)経由での「Samsung Pay(サムスン・ペイ)」の展開を促進すると発表した。
Samsung Pay は、モバイル決済サービスで、NFC(近距離無線通信)と MST(磁気セキュア転送)技術が組込まれている。ジェムアルトとサムスンは、欧州でのSamsung Payのサービス開始に向けて、カード発行会社と積極的に取り組みを進めているそうだ。
ジェムアルトのAllynisトラステッド・サービス・ハブは、カード発行会社にモバイル決済サービス開始への支援を行うワンストップの接続サービス。同ハブは、ユーザー登録やサービス導入を支援しており、支払い資格情報のライフサイクル管理や、トークナイゼーション・サービスも提供している。カード発行会社がモバイル決済サービスを開始するプロセスは簡素化され、新規に多額のIT投資をすることなく、携帯電話に搭載されているすべてのセキュリティ方式に対応したサービスを実現できるそうだ。
Galaxy 新機種に搭載される Samsung Payは、専用の組込みセキュアエレメントにより、機密性の高い資格情報の保存が可能で、またAllynisトラステッド・サービス・ハブにより、カード発行会社が将来のロードマップにおいて、柔軟性を得られるようにしているという。