2015年5月29日10:07
ヤフー(Yahoo! JAPAN)とアジア最大の電子商取引企業グループ「アリババグループ」は、このほど両社で連携し、日本の有力メーカー・有力小売業者向けに、日中双方でのeコマース事業を支援する特別なサービスの提供について検討を開始したと発表した。
昨今、中国における日本製品の人気は高まり、需要も拡大を続けている。この動きは今後も加速することが予想され、日本国内でも中国向けのビジネス施策に注目が集まっている。中でも、インターネット通販を活用した“越境EC”は、中国の利用者が自国にいながらにして日本製品の購入が可能なため、さらに大きな成長の可能性が見込まれている。Yahoo! JAPANでは、これを日本企業にとっての絶好の商機と捉え、同じソフトバンクグループの一員であるアリババグループと連携し、インターネットを通じて日本企業の海外事業展開を全面的にサポートする方針だ。
第一弾として、中国でEC事業の展開を検討している日本企業に対して、アリババグループが運営する中国最大のBtoC ECモール「天猫(ティーモール)」「天猫国際(ティーモールグローバル)」への出店において、料金およびトラフィック(誘導)面での特別な優遇プログラムを提供するという。