2010年8月26日9:00
米Discoverは新しい広告キャンペーンを開始した。今回のキャンペーンテーマは顧客サービス。
Discoverの顧客サービスは米金融機関でもトップクラス。金融機関のコールセンターの顧客サービスレベルは低くところから、Discoverの顧客サービスにスポットライトをあてた。
会話が通じない顧客サービス、電話がつながりにくいコールセンター、たらい回しにされる顧客サービス、が今回の訴求内容。Discoverにスイッチすると、ストレスから開放されるとうたう。
米国では景気減衰と新クレジットカード法の施行によって、顧客がクレジットカード会社を真剣に選び直そうとしている。
リボルビング金利では差別化しにくいクレジットカードだが、顧客サービスでの優位性はDiscoverの強み。
顧客サービスという目にみえないものを訴求するのはむずかしい。優れている点を強調すると白々しくなる。
吹雪のなかの小屋をコールセンターと見立て、ペギーという異国の男性スーパーバイザーが顧客をイライラさせる。その設定が印象的でおもしろい。Discoverに変えようかという気にさせる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。