2015年8月28日9:00
2007年、ケニアでモバイル決済のM-Pesaがはじまった時、誰もこれだけ急拡大するとは思ってもいなかっただろう。
2013年には取扱件数が2.37億件になり、ケニアのGDPの43%に相当するまでになった。利用者は約2,000万人。いまやケニア人にとって、M-Pesaは生活に欠かせない決済手段になっている。
1日の生活費が1.25ドル以下のケニア人もM-Pesaを利用。2008年には全利用者の20%が低所得者だったが、2011年には72%にまで拡大している。
2015年第1四半期のアフリカにおける携帯電話利用者数は9億人。アジアでは37億人といわれている。開発途上国ではモバイル決済が生活に欠かせない決済手段になるだろう。