2015年10月14日14:08
大東建物管理は、2015年8月18日に賃貸住宅に特化したクレジットカード決済代行会社「ハウスペイメント株式会社」を設立したと発表した。「ハウスペイメント」では、2016年春より大東建託グループが一括借り上げする建物だけではなく、全国の不動産会社が扱う建物なども対象にサービスを提供する。また、「ハウスペイメント」の設立にあたり、決済代行事業者のソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)と決済サービスに関する提携契約を締結している。
「大東建託」と「大東建物管理」は、2015年8月末時点で88万戸の賃貸住宅を管理運営し、管理戸数全国No.1、仲介件数No.1のシェアを誇っているという。大東建託グループでは、これまで取り扱う建物の入居時初期費用・毎月の家賃・退去費用などにおいて、クレジットカード決済を取り入れてきた。
賃貸住宅にかかわる費用のクレジットカード決済ニーズが高まる中、賃貸不動産業界におけるクレジットカード決済の高額な手数料により、いまだに銀行振り込み、口座引き落としの支払いが中心となっている。今回、大東建託グループの業界No.1のスケールメリットを最大限に活かし、“不動産業界最低水準”の決済手数料の提供を実現することにより、賃貸不動産業界におけるクレジットカード決済をさらに普及させ、賃貸住宅居住者の利便性を高めていきたいとしている。取り扱いカードブランドは、Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubとなる。
なお、今回の会社設立に伴い、入居時初期費用・毎月の家賃・退去費用に加え、電気・ガス・水道などのインフラ料金、不動産保険料などにも順次クレジットカード決済を拡充していくそうだ。
大東建物管理が提携したSBPSは、4万加盟店以上の決済代行サービスの導入実績がある決済代行事業者となる。「SBPS」は、Visa、MasterCardのメンバーシップライセンスを保有しており、今回、両ブランドのアクワイアラ(クレジットカード加盟店契約会社)としての役割も担うそうだ。