2015年10月16日9:00
アイルランドに本拠を構える世界最大の個人信用情報機関エクスペリアンは、クライアント向けに運営しているサーバがハックされたと発表した。
盗まれたのはT-Mobileの顧客ID情報1,500万人分。2013年9月1日から2015年9月16日までに、携帯端末のファイナンスを申込んだ人たちのものである。
氏名、生年月日、住所、社会保障番号に加え、T-Mobileがおこなった審査情報も含まれていた。その中にはカード情報は含まれていなかったようだが、個人IDと信用情報が盗まれたというのは問題が大きい。
今回のハッキングは顧客からの問合せで発覚した。ハッキングを防ぐことはできないという前提に基づき、データの暗号化に注力すべきであった。