2015年12月21日14:52
みずほ銀行は、ユーシーカード(UCカード)、NTTデータ、沖電気工業(OKI)と連携の上、2015年12月21日から、海外発行カードが利用できる専用ATMを設置し、海外発行MasterCard/Visaの取り扱いを開始した。同時に、邦銀初となる多通貨決済サービスの提供を開始する。多通貨決済サービスとは、訪日外国人旅行者が ATM にて日本円をお引き出しする際に、「自国通貨建て」か「円建て」のどちらかを決済通貨として選択できるサービスとなる。
具体的には、海外発行カード専用ATMでは、訪日外国人旅行者が持つ海外発行 MasterCard/Visaのカードで日本円の現金の引き出しと残高照会が可能となる。
また、多通貨決済サービスでは、日本円のお引き出しの際、従来の円建てでの金額に加え、利用者の自国通貨に換算された決済金額をATM画面に表示し、利用者自身が「円建て」か「自国通貨建て」かのどちらで決済するかを選択できるようになる。これにより、自国通貨建てでの決済を選択する人は、日本円を引き出しの際に、実際に決済される際の為替レートを即時確定させることができる。
同サービスでは、訪日旅行者数や日本でのカード利用が多い国を対象に、34通貨に対応。なお、ATMで多通貨決済サービスを提供するのは、邦銀初となる。また、多通貨決済サービスを利用できるのは、海外発行MasterCardのみとなる。
みずほ銀行では、増加する訪日外国人旅行者の利便性向上のため、順次、海外発行カード専用ATMの設置を拡大していく予定だ。