「楽天ANAマイレージクラブカード」の発行で日本一のカード会社に向け加速へ

2016年2月17日8:00

国内最大級のポイントとマイルを選択して、貯めて使える

楽天と全日本空輸(ANA)は、2016年2月16日に都内で記者会見を開催し、「ANAマイレージクラブ(AMC)」機能を付帯した「楽天ANAマイレージクラブカード」の申込受付・発行を同日から開始したと発表した。楽天の「楽天スーパーポイント」もしくはANAのマイルのいずれかを貯められるのが特徴となる。

楽天が強い若年層、ANAが強いビジネス層の新規ユーザーを開拓へ
楽天ポイントカード、楽天Edyの機能も付帯

「楽天ANAマイレージクラブカード」は、年会費 初年度無料、次年度以降は年1回のクレジットカード決済で、年会費540円(税込)が無料になる。また、国際ブランドは、Visa、MasterCard、JCBのいずれかを選択可能だ。楽天が強い若年層、ANAが強いビジネス層の新規ユーザーを開拓できると期待している。

会見にはゲストで真矢ミキさん(中央)が登壇。その左が楽天 代表取締役 副社長執行役員 穂坂 雅之氏、右が全日本空輸 常務取締役執行役員 志岐 隆史氏
会見にはゲストで真矢ミキさん(中央)が登壇。その左が楽天 代表取締役 副社長執行役員 穂坂 雅之氏、右が全日本空輸 常務取締役執行役員 志岐 隆史氏
「楽天ANAマイレージクラブカード」
「楽天ANAマイレージクラブカード」

同カードは、クレジット決済の金額に応じて、「楽天スーパーポイント」が100円(税込)で1ポイント貯まる「楽天スーパーポイントコース」かANAのマイルが200円(税込)で1マイル貯まる「ANAマイルコース」から選択可能だ。また、楽天スーパーポイント2ポイントをANAの1マイル、ANAの10,000マイルを楽天スーパーポイント10,000ポイントといったように、利用者のニーズによってポイントとマイルを相互に交換できる。

ポイント・マイル相関図
ポイント・マイル相関図

さらに、57万店舗で利用できる楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」、約44万6,000カ所で支払いが可能な電子マネー「楽天Edy」の機能も付帯しているように、「生活のさまざまな場面でご活用いただける、アクティブなカードになることを期待しています」と、楽天 執行役員 ポイントパートナー事業 中村晃一氏は説明する。

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さまざまな生活シーンをカバー

支払い以外にも、ANAの国内線利用時、空港で搭乗手続きをせずに直接保安検査場に進める「スキップサービス」の利用が可能だ。また、カード利用お知らせメール、商品未着あんしん制度、ネット不正あんしん制度など、楽天グループの安心制度も付帯している。

楽天カードはトップクラスのクレジット会社に成長
1日7,000件の申込者数をさらに高める

現在、楽天には70以上のサービスがあり、eコマースやトラベル、予約サイト等を提供している。楽天の流通総額は7.4兆円、会員数は1億600万人。利用者が共通のIDを使って買い物をすることで、決済ごとに「楽天スーパーポイント」が貯まっていき、70のサービスで利用可能だ。

また、金融分野では、クレジットカードの「楽天カード」、電子マネーの「楽天Edy」などを提供している。楽天カードは、2005年7月からクレジットカードの発行を開始。現在、楽天カードは楽天の中核事業となっており、2015年11月時点で、会員数は1,200万人を突破した。2015年通期決算において、通期の売上は4.2兆円、サービス開始から10年でトップクラスに成長しているという。さらに、前年同期比20.2%の成長となっており、楽天カードの平均申込者数が1日約7,000人に上っているため、あと数年でトップ企業になると、同社ではみている。

楽天 代表取締役 副社長執行役員 穂坂 雅之氏は、「一気に枚数を拡大したい。そして、両社にとってこのサービスを深めていきたい」と意気込む。発行枚数の目標は非公表としながらも、「楽天市場」の利用者のうち半数が楽天カード以外のカードを利用しているため、同カードの発行により、より魅力を高め、同社のカードを持ってもらい、稼働会員を増やす狙いがある。実際、マイレージ付きのカードを求めるユーザーからの声も挙がっていたそうだ。

一方、ANAの「ANAマイレージクラブ」は、2015年12月末現在、2,900万枚が発行されている。楽天とは共同出資する、楽天ANAトラベルオンラインのダイナミックパッケージ「ANA楽パック」を展開しており、成長著しいそうだ。全日本空輸 常務取締役執行役員 志岐 隆史氏は、「今後も楽天といろいろなサービスを共同で打ち出すことにより、成長したい」と口にした。

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