2016年2月22日12:58
ジェーシービー(JCB)は、全国の一般消費者を対象に、クレジットカードの保有および利用の実態について調査した「クレジットカードに関する総合調査」の2015年度の結果について発表した。
同調査は、 JCBが2000年以降毎年、日本全国の一般消費者3,500(20代から60代の男女、JCBカードの保有有無は不問)に対して、 インターネットにより行っているもの。
同調査の結果、クレジットカード保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚、平均携帯枚数は2.0枚と、 それぞれ前年度より0.1ポイント減少している。なお、 保有枚数2枚が23.7%、 1枚が23.4%、 3枚が20.8%となり、 前年度は「3枚持ち」が最も多かったのに対し、 今回は「2枚持ち」が最も多い結果となった。
1番目、2番目に多く使うクレジットカードの理由の上位2位がいずれも「入会金・年会費が他社と比較して安い」、「ポイントやマイルが貯めやすいから」となっている。
また、世帯あたりの月平均生活費は17.7万円で、 前年度と比較して1万円減少。月平均クレジットカード利用額は前比6千円減の5.3万円となり、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は29.6%となった。
クレジットカードを利用する業種については、「オンラインショッピング(インターネット通販)」(35.8%) 、「携帯電話料金」(28.9%)、 「スーパーマーケット」(24.5%)などが例年に引き続き上位となった一方、コンビニエンスストア」も年々増加し前年比1.3ポイントの11.9%となった。
電子マネーの保有率は79.9%となり、継続して増加傾向にある。首都圏においては、前年度の88.7%から87.8%へ減少したものの、首都圏以外のエリアでは甲信越・北陸が6ポイント、中国・四国が4.9 ポイント前年比で増加するなど、地方については電子マネーの保有率が引き続き増加傾向にある。
利用業種は、「鉄道・地下鉄・バス」が最多(46.6%)で、次に「コンビニエンスストア」(44.0%)、3位が「スーパーマーケット」(27.0%)となっている。