2010年9月1日15:41
つぶやきマーケティング
☆☆☆140字の伝搬効果がマーケティングに新天地を開く☆☆☆
日本カードビジネス研究会 代表 佐藤 元則
世界中でつぶやきコミュニティが急拡大している。ツイッター(twitter)が生みだした、ゆるやかなコミュニティである。
このコミュニティに参加するために、特別な資格が必要なわけではない。140字以内でつぶやく、というルールがあるだけだ。
日常生活をつぶやき、スポーツについてつぶやき、タイムセールや特売品情報をつぶやき、またあるところでは専門知識についてつぶやきあっている。
ツイッターコミュニティの増殖は、世界的潮流である。2009年5月の利用者は3,550万人だったが、2010年3月には1億人を突破。5月には1億2,200万件の登録者となっている。
特に4月からは新規加入者数が1,000万人を超え、増加数が加速している。1年で総登録者数が3倍強というのは驚異的だ。
日本のツイッター利用者はさらに過激に急伸している。2009年4月には、ツイッターの月間利用者数はわずか2万人弱だった。それが今年の5月には1,000万人を超えて増えつづけているのである。
つぶやきが、つぶやき仲間を呼び、さらにそのつぶやきが、連鎖的につぶやきを拡大する。その結果、アクティブなインターネット利用者に占める日本のツイッター利用者比率は、16%を超えた。米国は10%だから、日本のツイッター化は足が速い。
われわれカード・クレジット業界は、もはやツイッターというメディアを無視するわけにはいかなくなった。