2016年3月17日8:30
インターコネクションおよびデータセンターサービスをグローバルに展開するエクイニクスは、2016年3月2日に、2016年の拡張計画を公表した。またTelecityグループの買収に引き続き、東京、ダラス、サンパウロ、シドニーに、グローバル企業がパートナー、顧客、従業員とのよりスムーズな接続を実現するキャパシティを拡大するために新たに4つの International Business Exchange (IBX)データセンターを開設することを発表した。この拡張に伴う2016年の投資額はTelecityの買収価格を含めUS45億ドルで、これにより、エクイニクスは37のデータセンターで、総面積約280,000平方メートル(3百万平方フィート)を加え、2016年末までに約150のデータセンターを運用することになる。
同拡張は、エクイニクスが2015年に、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、メルボルン、トロントと言った世界の主要な5都市で開設した データセンターのグローバルな規模拡張に続くものである。また、2015年11月の日本におけるビットアイルのグループ買収(US2,750万ド ル)、2016年1月のヨーロッパでのTelecityグループ買収(US38億ドル)が完了し、さらなる規模の拡大を果たした。これらにより、エクイニクスは、新たに7都市においてデータセンタープラットフォームを新設したことになる。
4つのデータセンターの開設により、最終的にエクイニクスが世界全体で保有するデータセンター面積は130万平方メートル(1,400万平方フィート)となり、Platform Equinix™が対前年比で27%以上拡大することになる。
4都市におけるエクイニクスのデータセンターでは、 Equinix Cloud Exchangeへのアクセスを提供する。世界21都市で利用可能なEquinix Cloud Exchangeは、Amazon Web Services, Microsoft Azure および Office 365、 Google Cloud Platform、SoftLayer、Oracle Cloud(都市によって利用いただけるサービスが異なる)などの主要なクラウド・サービス・プロバイダーへ、専用接続、直接接続を提供する。
なお、エクイニクスの最新鋭の東京データセンターTY5は、東京の金融トレーディングシステムに近く、TY3に隣接している。これら2つのIBX データセンターは、エクイニクスの金融エコシステムをさらに強化すると同時に、世界で最も人口密度の高い都市、東京において、プレミ アムコロケーション、インターコネクションそしてサポートサービスのすべてのサービスを提供するという。