2016年3月21日21:26
ステータスブランドのAmexが冴えない。この1年間で株価は25%以上下落している。
2015年の取扱高成長率は1.8%と低く、2016年はコストコやジェットブルーの提携解消でさらに取扱高と売り上げが減少する見込みだ。
これを取締役会は黙って見過ごすわけにはいかない。ケン・シュノールトCEOに厳しい視線が集まっている。あくまでも噂だが、その責任を取らされる形で退任する可能性がでてきた。
課題は後継者問題。V字回復が期待できる後継者は現在いないようだ。もうひとつのオプションは、身売りである。
フォックスビジネス(Fox Business)はウェルズファーゴが最適ではないかとコメントしている。ウェルズファーゴはカード部門が弱く、Amexは最適のパートナーになる。
株主代表の取締役会は、短期的視点でしか企業をみない。苦しい時に支援してこその株主ではないのだろうか。