2016年4月1日1:12
Viettel Telecomとソニーは、2016年3月31日、NFCやFeliCaのコンタクトレスシステムの戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。両社では、ベトナム市場向けに、NFC/FeliCaのサービスを開発・商品化していくという。
NFC/FeliCaは、ベトナムにおいて、モバイル電子マネー、IDカード、CRMや電子チケットとしての利用が期待されている。両社ではこれらのサービスをベトナムの各業界において採用していくために協力する。
コンタクトレス技術の採用により、学校、病院、流通店舗等で便利に利用することが可能だ。また、SMSメッセージやインターネットの閲覧などの機能に加え、Viettelの利用者は銀行口座からの送金や支払いなどでも便利に利用することができるそうだ。
Viettelでは、NFC/FeliCaの技術はベトナムで新しいデジタル決済ソリューションをもたらす可能性を秘めていると期待する。一方、ソニーでは、日本、香港、インドネシアなど、多くのサービスで蓄積した豊富な経験を活用できるとしている。
なお、両社では、パートナーシップの一環として、ホーチミンのNhanベトナム学校とナムベト学校において、NFC/FeliCa対応ICカードソリューションのトライアルを行う。これにより、Viettelの学校管理システム・ソフトウェアと電子マネーシステムの連携を図り、他の潜在的な用途を探るという。