2016年4月27日10:51
カフェやファストフードでのショッピング習慣が急変している。その先鞭をつけたのがスターバックス。モバイル決済の導入で、顧客満足度を高めながら、ストアの生産効率を上げている。
2015年9月22日、スターバックスはモバイル注文支払い(Order & Pay)の全米展開をスタートした。このサービスの人気が高い。
アプリで最寄りのスタバを検索。メニューから商品を選んで注文し、支払いを完了すると、受取可能時間の通知がすぐ届く。あとは、アプリのナビゲーションでスタバに行き、商品をピックアップするだけでいい。
モバイル決済が最も使われるスタバでは、トランザクションの10%がモバイル注文支払いだという。全社では月間600万件のトランザクションになっている。
店頭のレジに並ぶ必要がなく、すぐに受取れるという利便性が好評を博している。スタバでは、注文受付の時間短縮になり、レジでの決済時間も省略できるため、生産性が高い。事前支払いだから、未収リスクはゼロだ。
モバイル注文支払いはスターバックス以外にも、タコベルやチポトレ、ピザハット、ダンキンドーナツなどのファストフード店に拡大している。