AzureとAWSから最適なクラウドインフラを選択し、PCI DSS v3.1に準拠したシステムを国内で保持可能に(エクシード)

2016年5月31日12:58

エクシードは、「PCI DSS準拠セキュアマネージドサービス」の機能を強化し、ペイメントカードの国際セキュリティ基準であるPCI DSS Version 3.1に準拠すると同時に、国内でカード情報を管理したい企業に向けて、PCI DSSに新たに対応したMicrosoft Azureの日本リージョンを追加した。機能を強化した同サービスは2016年5月31日から提供開始している。主な販売対象は、クレジットカード決済代行事業者などのカード情報を取り扱う企業となる

近年、カード情報を取り扱う企業において、パブリッククラウドの採用需要が増加している。さらに、カード情報を国内で管理したいという要望が非常に強いことから、パブリッククラウドの選定基準として、PCI DSS準拠の国内リージョンが開設されている点が重視されているという。

従来、「PCI DSS準拠セキュアマネージドサービス」で選択可能な、PCI DSS準拠の国内リージョンをもつパブリッククラウドはAmazon Web Services(AWS)のみだった。これに対して、2016年3月にAzureの日本リージョンがPCI DSSに準拠したことに伴い、新しい選択肢を提供するためにエクシードは、同サービスで対応可能なパブリッククラウドにAzureの日本リージョンを追加した。

さらに、Azureには「東日本」と「西日本」の2カ所のリージョンがあることから、事業継続・災害対策として、国内かつ遠距離でリージョン間の冗長構成をとることも可能だ。

今回の機能強化によって利用企業は、AzureとAWSから最適なクラウドインフラを選択し、PCI DSS v3.1に準拠したシステムを国内で保持可能になる。

なお、「PCI DSS準拠セキュアマネージドサービス」は、「PCI DSS運用サービス」がアカウント管理/脆弱性検査(内部/外部)/セキュリティパッチ適用/脆弱性管理・対応/Trend Micro Deep Security運用サービス込みで、月額の基本料金6万8,000円~、サーバ1台あたり15万1,000円となっている。また、オプションのサーバ運用サービス(定常運用/障害運用/稼働監視)がサーバ1台あたり4万円となる。

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