2016年6月10日9:00
スイスの6大銀行と大手流通が国際ブランドに頼らない独自モバイル決済をスタートすると発表した。実運用は2016年末ごろ。
今回参加を表明した銀行はUBS、クレディスイス、ポストファイナンス、レファイゼン、そしてZKB。これに金融インフラを担うシックス(SIX)が運営会社を設立する。
携帯キャリアはスイスコム、大手小売ではコープ、マイグロスなど。今後他の小売流通やレストラン、交通機関の参加も呼びかける。
ポストファイナンスは2014年にモバイルウォレットのツウィント(TWINT)を設立しているが、これをベースに拡大するようだ。2016年3月にはポストファイナンス以外に7行が参加すると発表していた。
リアル店舗での決済方法はQRコードやビーコン。それに事前注文も可能だ。NFCではなく、ビーコンを使った決済というのは面白い。
個人間送金やオンラインショッピングにも対応している。銀行口座やプリペイドカードと直結。国際ブランドに頼らない決済を推進する。