2016年6月23日23:40
リクルートライフスタイルは、同社が運営するオンラインショッピングモール「ポンパレモール」において、アリババグループ(阿里巴巴集団)が運営する中国のショッピングモール「Tmall Global(天猫国際)」への今夏出品に向け、「Tmall Global(天猫国際)」への出店、運用を代行するC2Jジャパンと業務委託契約を締結し、準備開始したと発表した。これにより、「ポンパレモール」出店店舗は基準をクリアした商品を初期費用ゼロ、固定費ゼロで出品することができ、中国向け越境ECに進出できるようになる。
「Tmall Global(天猫国際)」は、アクティブ会員6,500万人(2016年5月現在)を誇る中国最大級の総合オンラインショッピングモール「Tmall(天猫)」の越境型ECとして、2013年9月に開始。メイド・イン・ジャパンの商品が、出品可能になる点が最大の特徴となっている。しかし、出店に関わる複雑な手続きや運営面での難易度が高いことから、現在日本からは一部の大手のEC事業者などに留まっている状況だ。
今回の取り組みを通じて、「ポンパレモール」に出店している店舗に対して、基準をクリアした商品を初期費用や固定費を負担させることなく、「Tmall Global(天猫国際)」への出品、翻訳、決済、発送までをワンストップで代行できるようになる。出品情報の翻訳は、自動翻訳ではなく手動翻訳のため、誤翻訳を防ぐことができ、商品の魅力を適切に表現することが可能だ。また中国消費者は国際決済サービスの「Alipay(アリペイ)」決済対応のため、Alipayを利用することで為替変動を懸念することなく、自国通貨の人民元で商品を購入することができるという。