2016年8月4日8:00
「ポンパレモール」、チャージバック保証制度を出店プランと共に提供
自社でのモニタリングに加え、フラウドサービス導入で不正検知率が向上
オンラインショッピングモールとして成長を続けるリクルートライフスタイルの「ポンパレモール」。同サイトでは、チャージバック保証制度の採用、不正注文検知サービス「O-PLUX」によりクレジットカードの不正利用や詐欺などのあやしい注文者のふるまいを未然に検知するなど、加盟店がより安心して商品を販売してもらうための対策にも力を入れている。
参加店舗は3,500店舗に成長
EC業界で不正利用が増加する中さらなる対策が必要に
リクルートライフスタイルは、2013年3月から、オンラインショッピングモール「ポンパレモール」を展開している。大手モールとしては後発となるが、取扱高は毎年順調に成長を続けており、参加店舗数は3,500店舗まで伸びている。ポンパレモールプロデューサー 山下隆太氏は、「月に100~150店舗ずつ増えており、昨年の2,000店舗から大幅に増えました」と1年間の成果を口にする。
「ポンパレモール」では、消費者が安心してサイトを利用してもらうことはもちろん、不正利用対策にもサイトの開設当初から取り組んできた。不正利用に対しては自社で独自に実施。ただ、ECマーケットの成長に伴い、業界全体で不正利用が増加する中、同社でもさらなる対策が必要となった。「ポンパレモール」では、総合モールとして、全ジャンル網羅的に商品数を増やしており、高額の家電や化粧品、家具なども販売している。従来、こういった高額商品が犯罪者に狙われるケースが多かったが、最近ではスニーカーなど幅広いジャンルや低価格帯での不正も目立ってきており、どの商品がターゲットとなるかが選別しにくくなっている。
「こうした不正発生パターンが日々変化している状況の中、不正利用対策のロジックを自社で作りこむだけではなく、店舗により安心して販売いただけるように、イーディフェンダーズが提供するチャージバック保証サービスの導入に至りました」(山下氏)
出店料金にチャージバック保証制度を包含
「O-PLUX」により自社では把握できない不正も発見
イーディフェンダーズのチャージバック保証サービス導入に至っては、「ポンパレモール」参加店舗が安心して出店できるようにケアしていくことが大切であると考え、従来の出店料金にチャージバック保証制度の料金を含む形でサービスを導入したそうだ。
ただ、チャージバック保証制度は必ずしも全ての不正利用に対して全額が補償されるわけではなく、特定の条件や上限を超えた金額の場合に適用できないケースもある。
そのため、モールとしてのさらなる不正抑止の精度を向上させる必要があると考え、かっこ株式会社と提携。ビッグデータを活用し、クレジットカードの不正利用や詐欺などのあやしい注文者のふるまいを統計技術で検知する不正注文検知サービス「O-PLUX」による審査を開始している。
※「不正利用対策・PCI DSSガイドブック」から一部抜粋