2016年12月24日9:00
イングランド銀行が2016年9月に発行したばかりの5ポンド紙幣が、思わぬ窮地に陥っている。3年の準備期間を設け、満を持しての新規発行だった。
ポリマー製の5ポンド紙幣には動物性脂肪(獣脂)が含まれていると、ベジタリアンたちから一大クレームとなった。すでに10万人の署名を受け現行紙幣の廃止を求める申立をおこなっている。
イングランド銀行によると、新ポリマー紙幣は一般の紙でできたものより2.5倍長持ちし、偽造しにくいと説明している。ポリマーへ獣脂が含まれているかとの質問に対し、イングランド銀行はポリマーのベースに獣脂を使ったことを認めた。
現金は素材やコストで問題が多い。電子決済に移行すれば、こんな問題もなくなるはずだ。