2017年1月2日9:00
EMVCoの調査によると、世界的に対面販売でのEMVカード利用率がアップしている。
2015年7月から2016年6月までの12カ月間のEMVカード利用率は世界平均で42%。前期の33%から大きくアップした。
驚くのは米国の利用率の低さ。2015年10月にEMV対応が義務づけられたが、利用率はわずか7.2%だった。それでも、前期の0.26%よりは改善。成長率では群を抜いている。EMVカード比率は26.4%だ。
最も利用率が高かったのは西欧で97.60%、EMVカード比率は84.3%。カード取引のほぼすべてがEMV標準に則っている。次いで高かったのはアフリカ・中東で89.94%だった。EMVカード比率は61.2%。
以下、カナダ・ラテンアメリカ・カリビアン諸国が88.81%。東欧・ロシアが74.98%、アジアが57.93%とつづく。アジアのEMVカード比率は32.7%。EMVカード対応ではアジアは遅れている。