2017年4月7日11:30
三井住友カードは、新日鉄住金ソリューションズが提供するDataRobot, Inc.の機械学習プラットフォーム「DataRobot」を導入し、2017年4月よりマーケティング・与信管理業務等でのAI・機械学習の活用を開始したと発表した。
DataRobotは、データサイエンティスト・グループによって開発されたデータ分析プラットフォームであり、高度な専門知識を要することなく、AI・機械学習を用いた予測モデルを作成し、さまざまなビジネスシーンで活用することが可能だ。
実証実験によるDataRobot導入効果として、①顧客セグメンテーションや与信管理業務に活用する予測モデルの精度が従来比大幅に向上、②従来のデータ分析からは導くことができなかった新しい知見を取得、③数カ月の期間を要していたデータ分析作業が数日~1週間程度で完了し、生産性が飛躍的に向上――といった効果が挙げられる。
三井住友カードは、DataRobotを利用したAI・機械学習の活用を開始するにあたり、DataRobotのメリットを活かして社内の関係各部署にデータ分析担当者を増員し、各種施策のPDCAサイクルの高速化や、多種多様で広範にわたる新たなビジネス課題への活用拡大に取り組んでいくという。
また、DataRobotの分析環境に、新日鉄住金ソリューションズのクラウドサービス absonne(アブソンヌ)を活用することで、早期の利用開始とシステム運用にかかるコスト軽減を実現するそうだ。