2017年4月11日17:05
ソニーペイメントサービスは、このほど「出資によるIT企業との協業関係強化」の一環として、O2Oプラットフォームサービスを開発販売するSamuraiが実施する第三者割当増資の引受をしたと発表した。
決済サービスが販売促進や集客への関連性が高まる中、ソニーペイメントサービスでは、同社の決済サービス事業とシナジーを発揮する新たなソリューションの共同開発や提供を推進しており、同目的に合致する投資活動に積極的に取り組んでいるという。
なお、今回の増資引き受けに関連し、Samuraiの経営基盤強化のためソニーペイメントサービス 取締役執行役員常務 南啓二氏が社外取締役に就任する予定だ。
従来、ソニーペイメントサービスは主にEC事業者など非対面加盟店向けに決済サービス事業を展開してきたが、今後のO2Oサービスの進展を見据え、FeliCa(ソニーが開発した非接触ICカードの技術方式)を活用したO2O対応製品を提供するなど、今後のO2O市場拡大に伴い成長の見込めるSamuraiへの出資を行うこととなった。
今回の出資を通して、具体的には、ソニーペイメントサービスの加盟店向けに「事前決済」の仕組みや、クレジットカード利用者の属性や決済履歴に基づいて、クーポンなどの販促特典や最適な情報配信を実現する仕組みなど、の提供が可能となる。
ソニーペイメントサービス株式会社
ソニーペイメントサービスは、クレジットカード決済などの決済代行サービス、ネットワークサービスを提供し、2009年度には年間2億件超のデータ処理を取扱うなど、業界トップクラスの実績を誇っています。主要カード会社15社とダイレクトにネットワーク接続を行うことで、他社にはできないスピーディーで安定した処理を行い、更に、独自の認証機能を提供しています。また、PCI DSSなどセキュリティへの取組にも力を入れ、Eコマースの発展に貢献しています。