2017年12月4日7:00
楽天は、2017年11月30日から、レストランやファーストフードチェーンなどの飲食店での商品引き換えに利用できるデジタルチケットサービス「楽券(らっけん)」を本格的に提供開始した。
「楽券」は、レストランやファーストフードチェーンなどの外食店舗を運営する企業向けには、「楽天市場」に出店することで、実店舗において利用可能なデジタルチケットを発行できるようにするサービスとなる。「楽券」を導入した出店企業は、「楽天市場」から実店舗への送客を図ることができるようになるほか、オンラインとオフライン双方におけるお客様の消費行動分析データを活用し、より効果的なO2O(Online to Offline)のマーケティング活動を行うことが可能になる。
ユーザーにおいては、飲食店での支払いが、「楽天市場」での事前購入となるため、「楽天スーパーポイント」を貯めることができるようになる。また、購入した「楽券」をSNSやメール経由で家族や友人にギフトとして贈ることも可能だ。ユーザーは、「楽天市場」の「楽券」導入店舗ページでデジタルチケットを購入し、楽天会員ページ内の「楽券マイページ(my楽券)」上に表示される「楽券」画面を実店舗で提示して認証を受けることで、実際の商品と引き換えることができる。「楽券」の種類としては、一回券に加え、回数券にも対応する。
なお、同サービスは、楽天とギフティが協業し、「楽天市場」のシステムと、ギフティの有する法人を対象としたギフト販売システム「eGift System」を連携することで実現した。
同サービスには「すき家」(運営:すき家本部、販売元:ゼンショーホールディングス)、「串かつでんがな」(フォーシーズ)、「椿屋珈琲店」(東和フードサービス)、「焼肉安安」(富士達)、「ミスタードーナツ」(ダスキン)、「ゴーゴーカレー」(ゴーゴーカレーグループ、2017年12月導入予定)、「サーティワン アイスクリーム」(B-Rサーティワン アイスクリーム、来春導入予定)、「大阪王将」(本部:イートアンド、販売元:ナインブロック、来春導入予定)が、加入もしくは加入を予定している。さらに、外食カテゴリー以外でも展開を検討していく予定だ。