第一興商が「WeChat Pay」「LINE Pay」導入(NTT Com)

2018年6月7日18:41

第一興商とNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は、2018年6月13日から、首都圏・札幌・大阪・京都のビッグエコーを中心とする25店舗に、全国展開するカラオケボックスチェーンとして初めて、中国人向けモバイル決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」を導入すると発表した。これにより、訪日中国人をはじめとしたインバウンド対応や専用クーポンの提供などによるロイヤリティの向上を目指す。同時に、国内向けにコミュニケーションアプリ「LINE」が提供するモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」での支払いにも対応する。

カウンターのイメージ(第一興商/NTT Com)

NTT Comが、マルチ決済アプリケーション「StarPay」を店舗決済用タブレットに導入する。これにより、利用者は手持ちの「WeChat Pay」「LINE Pay」で支払いが可能になる。導入店舗は、25店舗(2018年6月13日時点)。

第一興商とNTT Comは、2016年よりICTを活用したカラオケボックスの新たな利用方法として、企業の働き方改革・生産性向上に向けたテレワークスペースを提供する「ビジネスプラン」や、ファンや仲間同士でスポーツを観戦する「グループビューイング」を提案してきた。 今回両社は、 お客様の利便性向上やインバウンド・多言語対応を目的に、日中両国で最大規模のSNSを母体とするモバイル決済サービス「WeChat Pay」「LINE Pay」を導入することとなった。

今後両社は、 「WeChat Pay」「LINE Pay」の利用状況に応じて、導入店舗を順次拡大していき、「WeChat Pay」を利用した人に対して、ビッグエコー公式アカウントへの誘導やクーポン配信などのプロモーションの実施を検討していく。

また、他のキャッシュレス決済サービスの導入に加えて、複数の支払い情報を一括管理するため、第一興商のPOS(売上管理)システムと「StarPay」を接続するゲートウェイ装置をNTT Comの企業向けクラウドサービス「Enterprise Cloud」で運用するなど、さらなるお客様の利便性向上と効率的な店舗運営の実現に向けて協業する方針だ。

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