2018年7月10日19:10
システム情報パートナー(SIP)は、グローリーと共同で、医療費を後払いできるシステムを新たに開発し、ファーストユーザーとなる東京衛生病院(東京都杉並区)に納入した。グローリーと共同で開発した「料金後払いシステム」の販売はグローリーが担当し、導入保守作業はSIPが担当する。
「料金後払いシステム」は、後払いを希望する利用者が事前に診察券番号やクレジットカード情報、メールアドレスなどの登録を行うことにより後払いを可能にするもの。登録した利用者は診察を終えると会計をすることなく、そのまま帰宅できる。その後、病院での会計処理後にクレジットカード決済処理が実行され、利用者にメールで金額が通知される。
東京衛生病院では、職員不足となる土日に退院する入院患者が多く、会計待ち時間が多く発生していたが、同システムの採用により、後払い希望の利用者は会計待ちなしで帰宅できるようになる。また後払い登録者の増加は、院内全体の混雑解消や駐車場の効率運用にもつながり、結果的に一般の患者も以前より早く帰宅できる効果が期待できる。