2018年9月21日7:02
大日本印刷(DNP)は、キャッシュカードの代わりにNFC対応のスマートフォンをATM(現金自動預け払い機)にかざすことで、現金の入出金ができる「DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービス」を開発したと発表した。
今回、イオン銀行のスマートフォンアプリ「スマッとATM」で採用され、2018年9月20日にサービスを開始した。利用者はイオン銀行のキャッシュカード情報をスマートフォンアプリに登録することで、全国のイオン銀行のATMで、入出金などが可能になる。なお、NFC対応スマートフォンを使ってATMから入出金できるサービスは国内初となるそうだ。
「DNPスマートデバイス向けATM取引認証サービス」の特徴として、グローバルなセキュリティ基準であるPCIDSSに準拠したサーバで、安全にデータを管理可能だ。また、高度な情報セキュリティソフトを導入し、アプリの改ざんを防止している。さらに、全国銀行協会(全銀協)のICキャッシュカード標準仕様を考慮した仕組みにしているため、金融機関は最小限のシステム改修で導入が可能だ。