2018年10月19日9:00
シンガポール携帯キャリアのシングテル(SingTel)は、クロスボーダーのモバイル決済をスタートした。QRコードをベースにしたものである。
日本でもいま、モバイルQR決済が注目されているが、あくまでも国内での利用を想定したものである。シンガポールのサービスはクロスボーダーへと展開エリアを広げている。
今回のモバイルQR決済はシンガポールとタイとの間での決済が対象。シンガポールのAISとタイのVIAと提携して実現した。両国からの旅行者は、旅先でモバイルQR決済ができる。
タイで利用できるのは、VIAのマークを掲げたマーチャント。カシコーン銀行が開拓した160万店で利用できる。
シングテルは、これをインドのAirtelや、フィリピンのGlobe、インドネシアのTelkomselに拡大する計画だ。モバイルネットワークで、クロスボーダーのモバイル決済が拡大する。