2018年11月11日9:00
日本政府とインド政府は2国間の通貨スワップで合意した。総額は750億ドル(約8兆円)。万一金融危機などで米ドルの準備金が不足した場合、両国で融通しあう。
両国で融通とはいうものの、日本からインドへの融通がメインとなる。現在インドルピーは米ドルに対し急落。これを安定化するというのが本音だ。
急落の原因は、米ドルの金利が高くなっているため。日印の通貨スワップはこれがはじめてではない。今回は、前回よりも50%多いスワップ額となっている。
これで、インド企業の資金調達コストを下げることができる。現在インド政府はキャッシュレスを強力に推進しているが、インドルピーを安定させることによって、キャッシュレスを進めやすくなる。