2018年11月30日0:00
テクノロジーイベント「TRUSTECH(トラステック)2018」(主催はコメクスポジウム、旧CARTES SECURE CONNEXIONS)が2018年11月27日~11月29日まで、フランス・カンヌ「パレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ(Palais des Festivals et des Congrès)」で開催された。
同展示会は、各種カード、決済端末、発行機・プリンタ、ICソリューション(ツール、サービス、プロセス)、バイオメトリクス関連製品などが展示されており、CARTES SECURE CONNEXIONSの時代を含め、カードビジネスの草分け的展示会となっている。
2018年の会場の様子として、2017年の開催に引き続き、中国などアジアの決済端末ベンダーの勢いを感じた。各社とも接触・非接触のEMV対応に加え、AlipayやWeChat Payなどのモバイル決済対応を売りにしていた。また、顔認証、指紋認証関連の展示も目立った。さらに、ウェアラブルによる決済を実現させるトークン化の技術なども紹介されていた。
会場には、スタートアップが展示する「STARTUP VILLAGE(スタートアップ・ビレッジ)」のコーナーも設けられた。
講演では、キーノートスピーチに加え、テクノロジに関連したカンファレンスなど、さまざまなセッションが行われた。「イノベーション・ステージ」では、POSやmPOS、バイオメトリクス、ブロックチェーン、IOTデバイスなど、新たなテクノロジーが紹介された。
なお、2019年の「TRUSTECH2019」は、2019年11月26日~29日まで、同会場で開催されるという。