2019年1月29日7:30
イオン北海道およびマックスバリュ北海道は、さらなる顧客利便性向上および地域の一層の活性化を図るため、2019年2月4日より順次、くしろバス、阿寒バス、十勝バスの多区間運賃路線にてWAON決済サービスの実証実験を開始すると発表した。なお、交通系ICカード以外の電子マネーによる多区間運賃決済サービスは、全国初の取り組みとなる。
路線バスでのWAON決済サービスは、イオンが進める「地域エコシステム」の一環として、地域の重要な移動手段としてのバス路線の活性化はもちろんのこと、公共交通機関での来店を促進し、さらなる利便性向上と地域の活性化を図る目的で実施している。
北海道のイオングループでは、2018年5月21日より順次、くしろバス、十勝バスの定額運賃路線にて、モバイルクリエイトが提供する電子決済システムを用いた実証実験を実施した。利用者からは「お買物とバスと両方つかえて便利になった」「利用できる路線を増やしてほしい」といった声をもらっており、このほど、多区間運賃決済サービスを開始することとなった。
「WAON」の北海道の利用可能箇所は約7,000箇所となっている。またWAONには、日々の買い物で利用すると、利用金額の一部をイオンが自治体などに寄付し、地域の発展に役立ててもらう「ご当地WAON」もある。北海道では2011年の「ほっかいどう遺産WAON」の発行を皮切りに、現在までに8種類を発行し、これらの「ご当地WAON」による道内での累計寄付金額は約1 億1千万円となっている。