2019年2月16日9:00
MastercardはCB Insightsに委託して、フィンテックに影響をおよぼす最新のトレンドを調査した。スタートパス(Start Path)プログラムというフィンテックベンチャー育成プログラムを毎年実施しているが、その一環である。
調査の目的は3点。AIはどのように銀行をサポートできるか。オープンバンキングは消費者にとってどんな価値をもたらすのか、どの市場が拡大するのか。そしてフィンテックはなぜスモールビジネス市場に競って参入しようとしているのか。
この3点の中で、最も注視しているのがスモールビジネス。英国や欧州のチャレンジャーバンクは、スモールビジネスを対象とした融資を加速している。
調査によると、スモールビジネスはフリクションレスで、低コストのサービスを求めている。既存の銀行や金融機関はこのニーズに対応していないが、デジタルバンキングはそれを大々的に提供できるとしている。