2010年10月28日9:00
英金融機関のバークレイズは、シティが保有する英エッグカード(Egg)のポートフォリオに食指を動かしている。
コンサルティング会社のAiteグループによると、バークレイズには元シティのエグゼクティブが転職し、シティの弱みをついたポートフォリオ買収を持ちかけているという。
シティは非コア資産の売却を急いでいるが、エッグの売却には特に注力している。ただし、価格はシティがエッグを買収したときの価格5.75億ポンドの60%と見積もられてる。
エッグは1998年に英生保会社のPrudentialが設立したオンラインバンク。90年代のインターネットブームに乗ってクレジットカードではリーディング企業になっている。
買収に興味をもっているのはバークレイズのほかにもう1行ある。熟しかけの卵にどちらが高いビットをたてるか。興味深い。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。