2019年3月4日19:00
ジェムアルト(Gemalto)は、ベトナム初となるベトナム・チップカード仕様(VCCS)の規格開発において、ベトナム国家決済社(NAPAS)に協力したと発表した。同国でのEMVカード移行については、NAPASの開発を元として、ベトナム国家銀行が同国初となるVCCSを2018年10月に公式発表している。ベトナムで使用されるEMVカードの規定にあわせた特別仕様のVCCSにしたがうことで、国内のATMとデビットカードの偽造・紛失・盗難カードによる不正を減らすことができるそうだ。
世界で発行されているすべての決済カードのうち、EMV対応の割合は2017年末時点で54.6%に上り、今後も増加すると予想されている( EMV card issuance, transactions surpass 50 percent globallyより)。ベトナムでは現在、7,000万枚の磁気ストライプカードが流通する中、EMVカードへの移行が推進されているそうだ。