2017年10月31日8:28
ジェムアルト(Gemalto)は、出入国管理局、警察などの政府機関が、生体認証による個人の特定をより迅速で高精度に効率よく実行できるよう強化した「Gemalto CABIS 7」を発表した。また、Cogentの主力製品群CABISをクラウドサービスとして提供するCABIS Core Cloudエンジンを同時に発表している。
2017年5月、ジェムアルトは3Mの個人認証関連事業3M Cogentの買収手続きを正式に完了。今回のCABIS 7のリリースにより、政府機関は生体情報の入力データとデータベース情報をより広範囲にわたって照合でき、認証精度を高めることができるという。さらに、基本アーキテクチャとプラットフォームの機能強化により、以前のバージョンと比較して、セットアップ時間を30%削減したほか、利用者の長期投資をサポートする。
一方、CABIS Core Cloudにより、CABIS製品群による生体認証ソリューションの選択肢が広がったとした。クラウドサービスは柔軟性、拡張性に優れ、運用コストは使用量によって決まるが、将来の推定使用量に基づいたインフラへの先行投資が不要になり、また、社内ITリソースへの投資負担が大幅に低減されるとしている。