2019年5月13日9:00
2019年4月、J.C.PenneyはApple Payの受付けをストップ。小売業界や決済業界は騒然となった。なにがあったのだろう。
原因はVisaのレギュレーション。2017年10月、Visaは決済端末の刷新期限を2019年4月13日に設定。これにJ.C.Penneyは対応できない、という理由だ。
これまでの非接触決済端末はMSD(Magnetic Stripe Data)を処理していた。Visaが要求するのは、最新のEMV対応で、トランザクションごとにワンタイムの暗号を使うというもの。
MSDは10年以上前に開発された米国固有のトランザクション。EMV非接触決済は国際的な標準である。Apple Payだけでなく、Google PayやSamsung Payの非接触決済も同様に受付け中止となる。