2019年5月24日16:00
関西エアポートグループは、運営する3空港一体でのキャッシュレス化を推進すべく、関西国際空港、大阪国際空港、神戸空港に、「WeChat Pay」「銀聯 QR」「銀聯クイックパス」「JCB コンタクトレス」の新規ペイメントサービスを順次導入すると発表した。
JCB コンタクトレスと銀聯クイックパスは2019年4月導入済みだ。また、WeChat Payは、5月20日から関西空港にて導入(直営免税店出発前予約サイトでは夏頃、大阪空港・神戸空港では順次導入予定)しており、銀聯 QRは6月末頃の導入予定だ。
関西国際空港は近年多国籍の利用者で賑わっており、それに伴い支払手段のニーズも多様化している。また3空港において、年間5,000万人近くの人が利用する中で、店舗内のレジの混雑も課題となっていた。このような多様性に対応するためのサービス拡大と、ストレスフリーなショッピング環境の提供を目的に、同社ではキャッシュレス決済の導入を積極的に進めている。
今回の新規サービス導入により、3空港での決済オプションは20種類にまで広がる。これに先立ち、利用者にも店舗にもフレンドリーな環境づくりを実現できるよう、3空港施設内の決済端末を単一化しており、店舗オペレーションの簡素化や混雑緩和につなげることはもちろん、ますます多様化する決済手段にも対応できるようになるとしている。今後は、各ペイメントブランドとの共同利用促進キャンペーンを実施するなど、キャッシュレスの取り組みをより一層推進していく予定だという。