2019年5月29日20:15
大日本印刷(DNP)は、モバイル決済サービス「DNPスマートデバイス向けクラウドペイメントサービス」に、Google Pay対応機能を追加して、2019年5月29日にクレジットカード会社や銀行等の金融機関向けに提供を開始すると発表した。
DNPは2012年から、スマートフォンでの各種決済等を1つのアプリで管理できる「DNPモバイルWallet(ウォレット)サービス」を提供している。また、2016年には、クレジットカードやプリペイドカード、デビットカードの機能をネットワーク経由でスマートフォン等に追加し、モバイル決済を可能とする「DNPスマートデバイス向けクラウドペイメントサービス」を開始した。2019年1月からはキャッシュレス決済の基盤となるプラットフォームのサービスも提供し、カード発行会社(イシュア)やカード加盟店等に対し、短距離無線通信規格のNFCやQRコードも含むマルチインターフェースでのキャッシュレス対応をトータルに支援している。
今回さらに、「DNPスマートデバイス向けクラウドペイメントサービス」をGoogle Payにも対応させることによって、同サービスを導入した金融機関はさまざまなモバイル決済サービスに対応できるようになる。
DNPは、Google Payに対応した「DNPスマートデバイス向けクラウドペイメントサービス」をクレジットカードやプリペイドカード関連の企業等に提供することで、関連するサービスで2020年度中に15億円の売上を目指す。また、ジェーシービーのQUICPayをはじめ、主要な決済手段への対応機能などを順次拡張して、各種キャッシュレス関連サービスと連動させることで、カード発行会社やカード加盟店等のキャッシュレス対応をトータルに支援していきたいとしている。