2019年10 月25日8:00
リードエグジビションジャパンは、2019年10月23日~25日までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)において「2019 Japan IT Week 秋」を開催している。会場では決済に関連したサービスも展示されている。
KDSは、飲食店などの予約に対して、キャンセルトラブルを防止する「PAYCON(ペイコン)」を紹介した。PAYCONは、Web予約と同時に決済ができる予約事前決済システムとなる。国際ブランドの決済に加え、Apple Pay、LINE Pay、Amazon Payといった支払いに対応する。加盟店には、専用の予約ページや管理画面を提供。キャンセルの条件も加盟店のニーズに合わせて柔軟に対応できるそうだ。
近年、加盟店が拡大する未回収保証型の後払い決済サービスとしては、ポケットカードが後払いワイドを説明した。また、ジャックス・ペイメント・サービスがアドブレイブのブースで出展し、「アトディーネ」を紹介した。
ここ数年は、EC加盟店においてCNP(Card Not Present)の被害が増加しているが、クレジットカードの不正検知システムを導入する通信販売会社、旅行会社、モールなどが増えている。マクニカネットワークスは、セキュリティ関係の展示の1つとして、米国・Siftと連携した不正検知システムを紹介。Siftは、メルカリの海外展開の際の不正対策で採用されている。また、かっこは、不正検知システムの「O-PLUX」を提供しているが、作業自動化可能なRPA連携が可能だ。
PCI DSSの審査やコンサルティングで実績のあるブロードバンドセキュリティは、QR決済に対するセキュリティリスクの可視化と対策検討を支援する「QR決済セキュリティコンサルティングサービス」を紹介した。
プリペイドカードシステムの老舗企業であるクオカードは、モバイルを活用した「QUOカードPay」の取り組みを紹介した。企業キャンペーンなどで採用が増えているという。
スマート・ソリューション・テクノロジーは、音波を活用した店舗ソリューションのデモを実施。利用者は来店して、店舗にチェックインを行い、クーポンを取得する。購入する商品のバーコードをスマホで読み取り、商品の会計を行う。退店時にはチェックアウトボタンを押し、リーダにタッチする仕組みだ。
クレジットカードリーダーでは、リンク・プロセシングがPAX製の端末を紹介。タッチ決済、接触、磁気のクレジットカード、QRコードなどマルチ決済対応端末に加え、QRコード決済に対応した端末も用意した。
ウェルコムデザインは、SUNMI製のAndroid端末「P2 PRO」を紹介した。QRコード決済に加え、クレジットカードのタッチ決済や接触、磁気に対応する。
クラブネッツは、QRコード決済に対応した「STARPAY」に加え、ロイヤルゲートの決済端末を活用し、クレジットカード、電子マネーにも対応する。
カチリは、 飲食店のためのデジタルオーダー運用ソリューション「PLATFORM(プラットフォーム)」を展示した。店舗の専用端末を使っての注文に加え、モバイルを使っての事前オーダーも可能だ。
TIプランニングのブースでは、無料の冊子「ペイメント・イノベーション・ガイド」、無料の啓蒙書「カード決済&リテールサービスの強化書」を配布している。