2020年1月30日7:00
東芝インフラシステムズは、指紋認証ICカード「BISCADEカード」(ビスケードカード)において、このほど、ローレルインテリジェントシステムズから発売されるセキュリティシステム「FSS SmartLogon TFPA」に採用されたと発表した。従来の「ICカード+パスワード」によるPCログオンシステムに代わる「ICカード+指紋認証」として、セキュリティと利便性を向上したPCログオンカードとして使用される予定だ。
「BISCADEカード」は、クレジットカード等で利用されるセキュアなICカードに対し、指紋の特徴点を抽出・照合(マッチング)するマイコンチップ、指紋センサー、LEDを内蔵し、事前にセキュアチップへ記憶した指紋の特徴点とICカード内で照合処理を完結するオンカードマッチングが可能なICカードとなる。カードの国際規格であるISO/IEC 7810で規定されるカードサイズ・厚さ・曲げ強度に対応している。「ICカード所有による所有認証」と「指紋照合による生体認証」の2要素認証が1枚のカードで可能なため、カード使用時のセキュリティ対策が向上する。
また、オンカードマッチングにより、指紋情報をカード外部に出すことなく本人確認が可能であり、既存ICカードリーダーを有効活用することもできる。本人確認と連動してICカード内のセキュアチップに保持された重要情報を安全に利用することも可能だ。