2020年3月30日7:00
ジェーシービー (JCB)は、 2020年3月24日から、NFC タグと連動したApple Pay およびGoogle Pay の決済実験を開始した。対面店舗に設置されたNFC タグから加盟店情報等を読み取り、 利用者が持つスマートフォンのApple PayもしくはGoogle Payで決済する仕組みとなる。
近距離無線通信技術(NFC: Near Field Communication)に対応した非接触型のICタグで、 スマートフォンをかざすだけで情報を読み取ることができる。 日本ではQRコード決済が普及しているが、アプリを起動して読み取る操作を必要とするQRコードに比べ、NFCタグでは「かざすだけ」の操作での決済が可能になる。なお、加盟店に設置する決済用NFCタグはアクアビットスパイラルズより技術提供を受けた。
JCBでは、社内売店で実施する決済実験を通じてNFCタグ決済のUI/UXならびに技術的課題を検証する。今後の利用シーンとしては、クレジットカード未導入の小規模加盟店や決済端末の導入が難しい場所での決済(スタジアム観戦席での注文や期間限定イベント会場での商品購入など)を想定しており、国内外でのNFCタグを活用したサービスの導入検討を行っていきたいとしている。