2020年4月22日15:05
KPIソリューションズは、このほど、中国のファイナンス・テクノロジー企業である上海訊聯数据サービス有限公司と業務提携を行い、2020年5月18日より中国本土でWeChat上において「Mobsmart Point Exchange」の広告ポイントの発行管理およびWeChat Payやその他ペイメント上でのクーポン決済機能をローンチすると発表した。
Mobsmart Point Exchangeは、運用広告上から消費者のコンバージョンに対しリワードポイント(=広告ポイント※)を付与するサービスとなる。今回の業務提携では、中国本土を対象とする消費者へ運用型広告の配信時に、“Mobsmart Point Exchange”を活用して消費者に広告ポイントを付与、WeChatアカウント上で貯まったポイントを実店舗にて利用可能な各種クーポンへの交換を可能とした。さらに消費者が取得したポイントはアプリと連携するポイントモール上で利用可能とし、ポイントの付与から消費までのプロセスを一元管理できるという。これらの機能によって広告主はインターネット人口が日本の約10倍と目される中国市場へ向けたリワードあるいはソーシャルグッドなポイント活用によるリテールチャネルの創造と拡大、さらにデジタル・トランスフォーメーションの推進を行うことが可能となる。
なお、WeChatは11億2,000万人(2015年11月時点)のユーザを持つ中国最大規模のSNSアプリであり、今回の連携でWeChatアカウントでのPoint Exchangeクーポン利用を実現することにより、広告主側には広告効果の向上と消費促進による売り上げの拡大、さらにユーザ側においてはポイント管理アプリをダウンロードする手間なく広告ポイントの管理やWeChat Pay、その他ペイメントによる決済時にクーポン利用等を行えるというメリットをもたらすそうだ。
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ペイメントナビ編集部
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