2020年7月28日17:39
SBI証券と三井住友カードは、2020年7月28日付で、個人向け資産運用サービスにおける業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。
SBI証券と三井住友カードのそれぞれが属するSBIグループとSMBCグループは、2020年4月28日に発表した戦略的資本・業務提携に関する基本合意に基づき、両グループの各種領域における強みを活かした連携強化に向けて協議を進めている。今回、若年層および投資初心者への中長期的な資産形成の支援を目的として、SBI証券と三井住友カードによる新たな個人向け資産運用サービスの提供に関する基本合意に至った。
SBI証券は、資産運用サービスにおいて、三井住友カードのクレジットカードなどを活用してサービスの拡充を目指すとともに、三井住友カードの利用者、特に若年層および投資初心者層にSBI証券の金融商品・サービスを提供することで、顧客基盤の拡大を図っていく。三井住友カードは、SBI証券と金融商品仲介サービスで提携する。クレジットカード決済による投信積立サービスの提供など、資産運用と決済を組み合わせ、利用者の多様化するニーズに的確に対応していく。また、資産運用サービスについては、同提携に加え、SMBC日興証券をはじめとするグループ各社との連携を高度化するとともに、グループ外のプレイヤーとの幅広い協働を通じて、新たな収益の柱として成長させていく方針だ。
SBI証券と三井住友カードは、2021年2月以降、順次さまざまなサービスで連携する。まず、三井住友カード経由でSBI証券総合口座を開設する人(金融商品仲介業)は、通常どおり、SBI証券が提供する株式、投資信託などの金融商品や各種サービスを利用可能だ。さらに、①SBI証券の投信積立サービスにおける三井住友カードのクレジットカード決済(決済金額の0.5%分のVポイントを付与)、②三井住友カードアプリ上でのSBI証券総合口座情報の表示、③Vポイント1ポイント=1円として、SBI証券の投資信託の買付ができる「Vポイント投資」、④投資信託保有残高に応じてVポイントを付与、といったサービスも利用可能だ。
また、すでにSBI証券総合口座を開設済み、および三井住友カード経由以外で今後SBI証券総合口座を開設する人は、SBI証券が提供する株式、投資信託などの金融商品や各種サービスをすべて利用可能だ。さらに、上記①②のサービスを利用できるようになる。
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ペイメントナビ編集部
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